日経225先物のテクニカル分析考
日経平均は13,943円の159円安でした。私はまだ手出ししていませんが、日経225先物には興味を持っています。日経225先物へ投資する際の分析手法には、大きく分けて2通りあります。
一つは、ファンダメンタルズ分析で、政治経済などはもとより、投資対象の財務状況や実態価値などを分析し、将来の価格を予想する方法です。
もう一方はテクニカル分析で、手に入れることの出来る情報には、量と質において限界があるが、価格は必要な全ての情報が織り込まれている、という考え方によって予想する方法です。出来高から特定のパターンを抽出し、現在価格にセッティングして将来価格を予想するというものです。チャート分析もこれに含まれます。
システムトレードに通常使われるのはテクニカル分析です。理由は、ファンダメンタルズ分析が必要としている情報を必要な時に入手するのが難しいことと、入手出来たとしてもその情報を指数化するのが難ずかしいものであることです。指数化によって過去のパフォーマンスを数字上で説明出来てから初めて、システムトレードが有効であるという確信と説得力が生まれるのです。
反対に、テクニカル分析の有効性が疑問視される場合に引き合いに出されるものの一つに市場効率仮説があります。市場効率仮説とは、過去のデータを使用して将来の価格を予想するのは不可能と考える説です。この仮説は、あくまでも市場が完全であることが前提となっています。効率的市場仮説は近代投資理論の骨格をなすような理論ですが、常識的に考えるとこれもおかしな話ですね。元来市場に完全などありえないはずです。取引が約定すること一つをとっても、同一価格で売りと買いの相反する投資判断および行動があってから初めて売買が成立するのですから、完璧な市場でそうした正反対の事象が起きるはずがないのです。要するに、仮説の前提である完全な市場というものが成立した途端、そのマーケット自体が機能しなくなる、という皮肉な結果になるのです。
市場は、将来にわたり不完全であり続けるという認識のもと、その市場の持つ不完全な部分、つまり「市場のクセや歪み」を発見し、地道に摘み取ってゆくというのがシステムトレードの基本の動作です。
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